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【No.1098】不思議なろうそく…11月3日


ここで再三取り上げている画家・高島野十郎は、近年かなり一般の認知度が上がった。ひとりきりの小屋のなかで死ぬまで描きつづけていたのがろうそくの炎の絵のシリーズ。昔むかしの目黒美術館の幻妖とした展示で霊気をたっぷり浴びせられたものだ。

野十郎作品に感化されたのどうかははっきりしないが、この秋、ろうそくの絵が入った秀作絵本が2冊出た。出たばかり。
『だんろのまえで』は鈴木まもる氏の作で、途中、野十郎そっくりのろうそくの絵が出てくる。実は昨日、鈴木氏の講演会に出かけたので、言葉を交わすついでにそのことを聞こうと思って別の話の流れになってしまった。

『ろうそくいっぽん』は見ての通り、野十郎風ではないものの、このタイミングで出ると、野十郎がきっかけになっていやしないかが気になる。
子どもがろうそく1本に火をつけて夜の森を急いで行く。途中、そのろうそくがいろいろと役に立つのであるが、子どもがどこへ向かっているのかが早く知りたいということで、読みきかせでは盛り上がりそう。おはなし会によさそうなので、今度使わせてもらうつもりにしている。この作品は、ある意味、他愛のない展開とも言えるのだけれども、ユーモアと深みのある絵で、作家の市居みかさんは私がこれからを期待する絵本作家のひとり。

残る1冊は今年の新刊ではなく、おまけ。絵本界の重鎮への道を着実に歩みつつある酒井駒子氏の絵で、小川未明の『赤い蝋燭と人魚』である。ろうそくと言えばやはり、私のような年代にはこの話だ。
小川未明はエドガー・アラン・ポー並みに世界で評価されていい幻想作家だと、ここでまた繰り返して言っておこう、っと。
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