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【No.1093】雑記あれこれのつづき…10月23日

◇コ―マック・マッカーシーの『血と暴力の国』『ザ・ロード』について、こちらこちらに書いた直後、何気なく訳者の「黒原敏行」と「ブログ」の2項検索をしたら、ご本人のブログがあってショックを受けた。
「しもたー、これを読んでから書けば良かったか」と思った。どうせ読んだところで、書くことにあまり違いはないとは思うけれども……。

作家と訳者って、やはり波長が合うと良いものが仕上がっていくのだろう。
黒原氏の訳者あとがきを読んでいると、その情報提供の仕方の知的さに、マッカーシーの作風に通じるところ大だという気がした。

『血と暴力の国』についても『ザ・ロード』についても、誰かに本を紹介しようとか、作品の論評をしようとかいうつもりは申し訳ないけど、あんまりない。
読解の自由、想像の飛躍を存分に保証してくれる小説であったので、まあ実はある数人に向けて、拾ってもらえるかどうかは分からないけれども、私なりの「読み」の提示をしただけ。

bk1の書評投稿は、3000字も書けるようになったのですよね。そしてまた、書くことについて縛りがない。素晴らしい「遊び場」である。
文芸誌ならば、現代文学のなかでの立ち位置や価値をきちんと評価しなくてはならないだろうし、新聞書評ならば読者が買いやすい本に絞って良心的にお行儀良く紹介しなくてはならないだろうし、女性誌・男性誌などに載せるならその雑誌の読者を想定した書き方を強いられるだろう。
でも、ここは誰でも投稿でき、どう書くかも自由裁量なので(無論マナーは意識すべきであるし、自分なりのコードは設けないと目も当てられない)、普通の本の紹介記事や書評にはできない何かができると思うのですよ。それで、何ができるかということを試したい気持ちがあって、その1つとして、自分なりの読解を書いてみるということをしている。ある種の小説に対してだけ、それが可能だと思う。

遊びやゲームなのだが、遊びやゲームだからこそ、仕事のようにギャラに見合ったことをやっておけば良いという見切りもつけず、結構エネルギーを費やしてしまうこともある。
仕事は冷静にやらなくてはいけないけれどね、遊びやゲームは夢中で楽しむものなのだよね。

◇先週、Bunkamuraでミレイ展を見てきた。もう数日で閉幕であるが、ご案内はこちら
英国、オランダ、日本の巡回展で、もうこれほどのミレイのコレクションは揃わないだろうという規模のものらしい。
漱石が『草枕』で書いた「オフィーリア」がメインで、実際私もその画家という認識程度であったが、こういう画家だったかと再認識。
「こういう」を説明する言葉が今夜はまだ浮かびません。
最後にタテ位置のスコットランドの川辺の風景画があって、それにさんざん溜め息をつく気分で見とれていた。風景をタテに切り取って描くというのは、東洋画の影響であろうか。風景をどういう形で切り取るかということについても、ここしばらく考えている。

その日、たまたま30年近く愛用しているスコットランドの品を身に付けて行った。それもあって、ミレイが最後になぜスコットランドの風景画に達したかということも想像してみた。

◇貪欲なので、他にもいろいろ心を動かされているものはあるのだけれども、いちいち書き留めていられないのが残念。
一日中マイクを付けてしゃべりながら歩き回って録音しておくといいかもしれない。「ツイン・ピークス」でチェリーパイばかり食べていたFBI捜査官みたいに……。
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中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
こちらに引き継ぎます。

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