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【No.1076】源氏物語というDV…9月25日

ロレンス・ダレルのアレクサンドリア四重奏という四部作を読んでいて、ふと、自分が今まで読んだなかで一番長い小説は何だったかと考えた。
海外で言えば、プルースト『失われた時を求めて』、ムージル『特性のない男』、先ごろ没したツルジェニーツィンの『収容所群島』、日本で言えば吉川英治『太平記』、山岡荘八『徳川家康』、池波正太郎『真田太平記』、中里介山『大菩薩峠』などを読んだことがない私にとって、最も長いのは、学生時代に10日ぐらいで読み通した『潤一郎訳 源氏物語』(中公文庫)全5巻のような気がする。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、トルストイ『戦争と平和』も長いけれど、たぶん源氏の方が長いですよね。それから経済専攻だったけど、マルクスの『資本論』もちょっとしか読んでいない。
中公文庫の書影がないので、興味深い関連書を貼っておくよん。

あと残すところ3ヶ月となった今年は源氏物語千世紀ということで、全国で各種イベントが行われているが、私も春だったか、初夏の頃だったか、そのイベントの1つに参加した。
高校のホームカミングデーみたいな会で、卒業生の小島光代さんというナレーターの方が「明石の君」を語るという。絵本の読み聞かせの勉強にもなりそうなので出かけたのである。この会では、前に中井貴恵子さんこと中井貴恵さんの読み聞かせボランティアグループの公演もあり、堪能したことがあった。
小島さんは御前朗読の経験もあり、日本の物語を英語でも語れるという才女で、物腰美しく、現代語に直した物語の合い間に古語も入れたテクストで実演をした。
それを聞きながら、いろいろな意味で、源氏はやはり究極の小説だなと感じた。しかし、きょうはその究極を賛美する話ではない。

もうひとつ感じたこと――源氏は見方を変えれば「ドメスティック・バイオレンスを体裁よく書いただけじゃん」という話である。

「ロボコップ」「トータルリコール」でハリウッドの大物監督になったポール・バーホーベンはアムステルダム生まれで、ライデン大学で数学と物理を学んだインテリだが(これがまた、渋み走ったなかなかいい男なんだよね)、シャロン・ストーンをフィーチャーした「氷の微笑(原題がBasic Intsinct=基本的本能)」を撮った理由として、人間の本能の根幹は「性衝動」「暴力衝動」だと言っていたようだ(映画のパンフレットを参考に書いています)。そういえば、この間、米倉涼子ちゃんがドラマで演じた『氷の華』も殺人ものらしい。「氷の微笑」を思わせるけれども、似ているのかしら。
さてさて、DVというのは最近、夫婦や家庭内だけでなく恋人間でも問題になっていて、今朝の朝日新聞の記事でも取り上げられていた。これは必ずしも殴る・蹴るの肉体に加えられる暴行だけでなく、言葉の暴力や無理強いも含まれる。
――そこで皆さま、「明石」でごじゃりますよ。
<この項つづく>
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Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
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