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【No.1072】南洋の光と影…9月20日

頭の中に、石ころみたいにごろごろと気になることがいろいろあり……。
日常生活のぐたぐたした気がかりを別にしても、「あれは一体どうなっているのか」「これはどういうつながりや広がりがあるのか」という興味関心事が絶えず尽きない。それで商売をするわけでもない。純粋な好奇心で、調べておかないとどうも落ち着かない。でも、そうそう様々な興味を調べてもいられない。

たとえば今、大島をはじめとする伊豆七島の先にある小笠原を越えて、北太平洋の南洋諸島のあたりのことが気になる。グアム、サイパン、パラオといったリゾートだ。「リゾート」だから問題なのだ。
確かに、いずれいつかそういったところの海に潜れると楽しかろうなと思いつつ、「よくもまあ、みんなひょこひょこ出かけて行くなあ」と考えてしまう(もしかすると、みんな承知しているのかもしれないけれども)。この地域はどうだか知らないが、場合によっては戦闘機や船が沈んでいるところに魚が多く住みついているといって、それをスクーバやシュノ―ケリングで見て楽しむって……。

直行便はないし、そんなに話題には挙がらないけれども、テニアン島というところがある。
それが、どういう島がご存じだろうか。

B-29が原爆を積み込んで飛び立ったところである。アメリカの英雄となったパイロット、ポール・ティベッツを乗せて……。ティベッツはしばらく前に新聞記事に訃報が出ていた。

この本に、ボブ・グリーンという有名なジャーナリストによるティベッツのインタビューが載っている。文庫で出ないのかしらね、この本。

テニアンはテニアンとして、【No.1068】でミクロネシア本を挙げたのは、日本の南進政策のことが少し書かれていたからだ。
日本の植民主義が必ずしも「罪」だけでなく、ふんどしという文化をもたらしたり(洗って清潔に長く使えるという利便性、衛生面などでの生活向上)、沖縄から多くの人が渡って農業の技術指導をしたとき礼儀正しい日本人が好かれていたりという「功」の部分が拾われていた。
南洋庁に赴任した作家・中島敦(何という短い生涯だったことだろう)、日本のゴーギャンと言われた土方久功(ひさかつ)についても、ちらり触れられていた。

文学のジャンルで、世界文学における「ポストコロニアル」研究の一派があるけれども、数少ない日本の植民地時代の文化、そして日本の「ポストコロニアル」はどうなのかという方へも目が向く。
その辺のことを考えていると、ここ数十年の沖縄のイメージ転換のことが気になりだす。
私が中学の頃、『ひめゆりの塔』は読むべき本ということで、書店でよく目につくところにあった。あれらはどこへ消えてしまったのか。学校教育ではなく、社会的な教育として、戦争教育が途切れつつあることを感じる。航空会社を中心としたリゾート開発とともに、沖縄は今や夏に家族で遊びに行くのにちょっとした場所というポジションを獲得している。「ひめゆり」より「美ら海」の水族館であろう。

こうしたことについて、もう少しいろいろ調べてから考えをまとめて提示したかったのだけれども、メモ代わりにとりあえず書いておいて、追い追いということにしようかと思った。
今夜はフジテレビで特攻のドラマがあるようだが、ちょうどつい最近、年輩のご婦人と知覧の話もしていたのですよ。息子を一度連れて行くと良いとも思うが、日頃忙しい思いをしているのに、せっかくの休みの旅行が社会科見学のようではかわいそうかなとも思っている。
『豚の死なない日』(シェーカー教徒の畜殺業の父を持つ息子の話)を読んだ彼は、ケルテース・イムレ『運命ではなく』(ナチ収容所に送られた少年時代の回顧/ノーベル賞受賞)を読みあぐねて、ゲームに逃げ込んでいる。『豚の死なない日』は傑作だと思うが、反応は何だかなあ、という感じであった。

(*『豚の死なない日』は新書版で文庫化されていて、こちらに中村紹介文あり。続編もある。それはこちら
ちなみに、書影はアフィリエイトになっているが、提携先から振り込まれたことはない(笑)。著作権許諾がアフィリエイトならばいちいち必要ないので、便利に使わせてもらっているだけ)

バカはバカなんだから、自覚をもって、だから本ぐらい読んでりこうになりたいという気にならないのか。それが不思議だっ。
ポケモンのゲームで木の実を育てているとか、節約しながら武器を買い集めるから経済感覚が養われるとか言っている。「メイプルストーリー」というオンラインゲームをやりたいらしいが、幸いなことにVISTAに対応していないので、ダウンロードに長時間かかるし、よくフリーズするらしいので却下。中古のXPを欲しがっているのだが、そんなものを自室に入れられたら、部屋から出てこなくなってしまうのは火を見るより明らか。
(最近、何でも子どもネタに落とすので、「お母さんと近親相○」とか何とかで検索してくる人がいるのだけれども、それってスパム? 子どもの反応が面白くって仕方ないということは、確かにある)
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中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
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