いつもいつもの更新のだらしなさ。話の途中にごめんなさい(8/25追記→【No.1063】のつづきを書きました)。


この本、染みた~。
そのうちじっくり、どう染みたかをリンク先に書いてみます。
SFの巨匠というけれども、バリバリの純文学じゃないかと思えた。イアン・バンクスやジム・トンプスンに似ているね。漂う空気が……。
スティーブン・スピルバーグ「A.I.」の原作を含む左の本や、SFのベスト小説には必ず選ばれるという右の本も読んでみようかな。




ベストセラー作家の本ばかり読む若い男の子に、下の本といっしょにお薦めしたくるような本。


『わたしを離さないで』中村の紹介文は
こちらでもね、女性の視点からも面白く読める本なんです。
腰の部分でつながっている双生児、しかも憎み合い、ののしり合う「ふたりでひとり」を姉がどう世話していたか、愛の対象とされた女性がどう振る舞ったか、その手記が含まれている。それが物哀しい。
ずっと同じ人称で展開していくのではなく、彼らを取り巻く人びとの語りや寄稿を寄せ集めたという体裁を取っている。1925年生まれの重鎮だというのに、書き方も現代小説らしい。
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