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【No.1416】『ちいさいわたし』に期待したかったこと




子どもの成長・発達を願う優しいまなざしが満ちていて、すごく素敵な絵本。
とても好きな絵本。

でも、どうも最後の2画面ほどが、もっと大化けさせられたのではないか、
自分が編集担当者であったなら「もっと何か」と食い下がって再考を促し、
展開と結びに大化けを願ったと考えてしまう。
出てから1年半が経とうとしているけれど、再読するたび同じことを考えてしまう。

小さな女の子の内省的な世界が描かれる。
犬をひとりじゃ散歩につれていけない、外出先で大きな声であいさつできない、
祖母が送ってくれた服が小さい、真っ暗な中では眠れないなど、できないことが
いくつかあって、「でも、いつかはできるようになる」「いまは、そのとちゅう」という
感じの思いが表現される。

何もかも「いつか」とは思っているけれど、友だち関係でステップアップが
感じられるエピソードが一つ出てくる。
「いつか」がすぐに実現できて、そこが、とても良い。

結びに至る部分に物足りなさがあるのは、「わたし どんなこに なるのかな」と
いうのが、絵で描かれた子よりもお姉さんっぽい言い回しだと感じるからかな。
それに続く「わかんない」という否定的表現が、遠くを夢見るような言葉であって
ほしかったのかな。
分析してしまうと難しくつまらなくなる。

時間をかけてもう少し寝かせながら作った本ならば、そこにしっくりする表現があるとき、
空から降ってくる、きっと。
絵本づくりには、そういう時間のかけ方が理想。
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テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

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中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
こちらに引き継ぎます。

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