スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【No.1407】『うみべのいす』にすわっていたい




海辺にいすが置いてあるなら、山下明生『はまべのいす』という素敵なお話もあった。
小学校国語の教科書にも取り上げられている。

こちら絵本『うみべのいす』は新進画家nakabanさんの個性的な点描画が、内田麟太郎さんの呼びかける
ファタジック・チラリズムを「てんてん、てんてん、てんてん……」と存分に拡げて応じたかっこうの一作
(言わんとすること、分かってもらえないかな、これじゃあ……)。

内田さんのテクストは、どことなく長新太のテクストみたいな味わいになってきた。
「すわっているのは だれかしら。」という繰りかえしの言葉、
「~かしら」が長さんらしい言いまわしなので、余計そんな気にさせられる。
もしかすると「長さんのことを覚えておこうよ」って意識的に使っているのかもしれないね。

海は夏に入るものだけど、登場する人物たちは長袖着用。
だから、春や秋に紹介していい気がする。
順番に出てくるネコ、クマ、男の子、見えない人、母娘……みんな海に向けられた椅子にすわって、
つまり私たちには背を向けて海を眺めている。
眺める先である沖にも、いろいろなものが順番に登場する。
ほぼそれだけの展開。

時間は朝から夜、そして翌朝まで流れていって、それだけの展開でいいから、
このいすにすわり、朝焼けか夕焼けか、かたっぽだけでいいから眺めていたいなと思う。
スポンサーサイト

テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
こちらに引き継ぎます。

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
ブログ内検索
リンク
QRコード
QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。