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【No.1405】不思議な手作り『おばさんのごちそう』




五味太郎さんの絵本は、とてもいっぱい出ていて、「さあ、五味太郎研究をやるぞ!」という覚悟の決意でもしなきゃ全部追えそうにない。

「絵本は特に子どものためのものと意識せず創作している」という話が、いくつかのインタビューで明らかにされているから、子ども向けに読むときは慎重に選ぶよう心がける。
この絵本も、最後の2見開きに絵による「オチ」が隠れているから、じっくり眺めてもらう余裕のない場では持ち出さないようにする(本当は、じっくり眺めるものが絵本だと思うけれど)。それから、「絵でわかる」という発達をしている子どもたちだという感じのある場で出す。

一つは割とすぐに気づける「オチ」。
いま一つは、しばらく考え込む「オチ」。

訪ねてくるお客さんのために、ごちそうを作るのが何よりの楽しみというおばさん。
男の子と女の子がお招きに預かり、じまんの料理作りを見ながら、おしゃべり。

小麦粉やミルク、
にんじんやレモンソース、角砂糖、
ハムにお花、
卵一つ

そんな材料を使って何が食べられるのかを当てようと、おしゃべり。
ところが、オーブンやおなべ、冷蔵庫から出てきた料理の完成品の「かたち」にびっくり。
そのせいで会食は、とてもふしぎなものとなる。
ふしぎの原因がオチの一つで明かされる。

グラフィックセンスにあふれた絵本。
表紙の飾り罫がすてき、エンボスのある用紙がすてき、そして、テクストが「おばさん」「子どもたち」のパート別と地の文それぞれに色分けされているのも凝っている。


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テーマ : 絵本
ジャンル : 本・雑誌

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中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
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