昨夜、眠る前、『ばかものギンペルと10の物語』の最初の2つの物語を読んだ。
アイザック・B・シンガーは1978年のノーベル文学賞受賞のイディッシュ語作家。長編、短編、童話と、今まで読んだ何冊かに外れがなかった。
2つめの物語「クラクフからやってきた紳士」は、過去に翻訳があった作品らしいが、まったく思ってもみなかった展開で驚かされた。
リアリズムだと思い込んで読んでいたら、途中で幻想説話に化けたのだ。
「うおおおお……」と叫びたくなるような展開であった。
この作品だけで、「この本を読んで良かった」と思えるほどの短編だった。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学