スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【No.1108】世界さがしの旅…11月30日

最近、夜も10時半ぐらいになると眠ってしまう健康児なのだが、きょう(29日)はもう深夜の2時を回っている。
昼間、宇都宮への小旅行で大学者にお会いして、強烈な「知」の刺激をもらってきたため、興奮冷めやらず……。それについては改めて書くとしよう。その前に受けた刺激のいくつかについても、書き留めておきたいことがある。

がむしゃらに走り抜いた自己完結型プレーヤー中田英寿はカッコ良かった。けれども、ピッチを降りると「自分探しの旅」なんて言っちゃって、「何だ、ヒデは、ピッチの外ではただの男か。金を派手に使っての道楽三昧」とつまらない思いをした。
ここをご覧の「ただの男」の方々、どうも済みません。挑発する気はほとんどありません。
「ただのおばさん」に言われたくはないさね。
きょうご案内の本は、この「おばさん」にも関係する。

「旅の本」というと、マルコ・ポーロ『東方見聞録』を思い浮かべる人もいれば、ゲーテ『イタリア紀行』を思い浮かべる人もいて、あるいは司馬遼太郎「街道をゆく」シリーズに宮本常一の一連の著作などもあろう。そして近年では、若い時代にくぐり抜けたい本の1つが沢木耕太郎「深夜特急」シリーズというところだろうか。
『深夜特急』の旅ノート『旅する力』が出たようですね。これは読んでみたい気持ちがある。

それとは別に、ここ2週間ばかりで2冊、個性の強い「旅の本」を読んだ。
それがドイツで超ベストセラーとなった『世界の測量』、そして、「女・宮本常一」とたとえるのは失礼だろうが、宮本のように「足」と「人の語り」を頼りに旅を敢行した斎藤たま『南島紀行』――わがいとしの奄美について書かれた本である。
この前紹介したブッツァーティ『シチリアを征服したクマ王国の物語』が入っている福音館文庫には、河合雅雄『少年動物誌』やなだいなだ『TN君の伝記』(学校時代に読書感想文書いたよ、これで)といったノンフィクションの名著が入っているのは知っていたが、『南島紀行』のようなすごい1冊があることは迂闊にも知らなかったのだ。

斎藤たま氏は、東京都内の大きな書店の書店員を経て、子どもの遊びについて書かれた本がないからと、その遊びを収集するために歩き始めた人である。
最近では、『落とし紙以前』―-「落とし紙」って若い世代には分かりづらいだろうが、「トイレで利用する紙」の前史について書かれた本なぞも出している。
これがすごい「おばさん」と申しては失礼であろうが、女性でこんな旅をして、こんなに清々しい文章にまとめた人がいたのだ、とすっかり感心してしまった。

<この項つづく>
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

中村びわ

Author:中村びわ
2004年から2011年まで書いてきた
「本のシャワーにさらす肌」
http://biwa.blogtribe.org/を、
こちらに引き継ぎます。

最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
ブログ内検索
リンク
QRコード
QRコード
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。